荒城の月TOP

文化勲章

文化勲章は、科学や芸術などにおいて、文化の向上に多大な貢献をなした人に贈られる勲章であり、、天皇から授与されます。
土井晩翠は詩人として初めて受賞しています。

文化勲章令によって、制式と図様が定められています。
勲章の模様は、橘の花の中心に三つ巴の曲玉が入った構図になっています。
鈕の模様にも橘の実と葉が使われています。

賞勲局及び造幣局からの依頼で、東京高等工芸学校の畑正吉が考案した図柄になっています。

親授式は11月3日に皇居の宮殿松の間で行われます。文化勲章は天皇から手渡されます。
平成9年からこのような形に切り替えられましたが、それまでは天皇臨席のもとに内閣総理大臣が手渡す形で行われていました。
受章者選考手続きは概ね次のようになっています。
  文化功労者選考分科会の意見
   文部科学大臣が推薦
     内閣府賞勲局で審査
      閣議で決定
となっています。

毎年度おおむね5名が推薦されますが、文化功労者に限らず推薦されます。
ノーベル賞とは高い相関関係があるようです。

文化勲章を受章しても副賞としての金品等はもらうことは出来ません。
しかし、文化勲章受章者は文化功労者として顕彰され、こちらの方で終身年金が支給されることになっています。