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メロディ |
メロディとは、音の高さと長さがリズム的に配置された音楽の要素の一つです。 ハーモニーとリズムとメロディーを音楽の三要素と言います。 音楽においては、反復する音、緊張する音、解決する音というように音にはそれぞれの役割があります。 一つ一つの音についてもこのように言えますが、数秒程度の短いメロディーを一つとして、この一つ一つに役割を与えることが出来ます。 この短い部分をフレーズと言います。 フレーズごとに役割を与え、反復するフレーズ、緊張するフレーズ、解決のためのフレーズによって、長いメロディーとすることが出来ます。 音の高さ、音階の連なりだけでなく、和音の連なりについても同様のことが言えます。 緊張の和音、解決の和音などはハーモニーとして重要なことです。 反復とは繰り返すことですが、これはリズムということです。 これらは重なっているのが普通であり、区別することは困難です。 オーケストラなどの音楽においては色々の音が同時に発しられ、大量の色々の音が同時に存在しながら進行します。 このような場合でも、人の音感はメロディーを感じ取ることが出来ます。 しかし作曲する方でもメロディーとなる音や和音は意識的に浮かび上がるように工夫されます。 歌詞を伴う音楽、歌曲では歌詞としての言葉と楽曲としてのメロディーの合致の問題があります。 少なくとも、歌詞がまだ続いているのにメロディーが終わってしまうようでは合致しているとは言えません。 そのような極端なことではなく、歌詞の原語の抑揚やリズムと、メロディーの一致をどのようにするかということです。 歌詞の声調やアクセントにメロディーを合わせるようにするのが普通です。 歌詞のアクセントとメロディーが一致しない場合は不自然さが生じるようです。 山田耕筰はこの点、非常に厳密にこれらを合わせる作曲をしています。 |
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