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作曲家

作曲家というのは職業として音楽を作る人のことを言います。
しかし古くには作曲家と演奏家の区別が無い時代もありました。それは宮廷で音楽を作り、自分で指揮したり、演奏していたからです。
宮廷がなくなってから独立するようになりました。

欧州では、古くは宮廷において音楽が発達し、ここで音楽が作られ、演奏されてきました。
そのため音楽家は作曲から、指揮、演奏までこなさなくてはなりませんでした。

しかし時代が進み、宮廷政治がなくなってきて、音楽は市民の間で発展するようになりました。

そこで、音楽を作る人は楽譜を売り込み収入を得るようになったのです。
このようになってから、音楽を作る人は作る人として独立し作曲家と言われるようになったのです。
楽譜を売り込むだけでなく、自分で作った新しい曲でコンサートを開いたりもしました。

歌手が自分で書いた詩に合わせて、自分で曲を作ることがあります。
このような場合には作曲家と言われることはほとんどありません。

自分で作った曲を他人に歌わせる場合に作曲家と言われるのです。

自分で音楽を作る人を作曲家というわけですが、単にメロディーだけを作る作曲家も居ますし、ピアノ伴奏譜まで作る作曲家も居ます。
さらに、オーケストラ変曲まで行う作曲家も居ますが、このような人は「作編曲家」と呼ばれます。

作曲家には著作権があり、著作権使用料としてお金が入ってきます。
CDの売り上げや、ライブの場合など、売り上げの5%ないし6%がレコード会社や主催者に支払われ、その中から作曲家、作詞家、出版社などで配分されます。