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質屋

質屋は、何らかの物品を担保に取り、金銭を貸し付ける事業を行います。
期限までに弁済されないときは、その担保を弁済に当てます。担保物品を質草にして金銭を借りることを質入(しちいれ)といいます。

質屋は鎌倉時代からあったと言われ、1960年代頃まで一般市民の主力金融でした。
質屋に行くと言うは体裁が悪いこともあり、「質」と「七」を掛け、「セブン銀行」「一六銀行」などと言われたこともあります。
ひらがなで「ひち」と書いた看板も見かけられます。

しかし、1970年代頃から、担保がなくても一般市民に融資を行ってくれる「団地金融」が始まりました。
そのため廃業する質屋が多くなりました。

現在の質屋は、お金を貸し付けると言うことよりも、宝飾品や貴金属、有名ブランド品などの買取や販売が主になってきています。
質流れ品の販売イベントは多くの客を集めています。
元々、質屋は質草の価値を判断して、貸し付けていましたので、いわゆる「目が肥えていた」ため、宝飾品や貴金属(ジュエリー)の販売に適していたからです。
有名ブランドのバッグや腕時計、金貨、金地金、ゴルフ会員権、電話加入権、有価証券なども取り扱われます。