仏の教え

仏の教えは執着を離れよと言うことです
   

仏の教え

仏の教え、「仏教」の目指すところは人々の苦しみを解いてやることです

「仏」というのはブッダ、釈迦、釈尊などいろいろの呼ばれ方がありますが、この人が説いた「教え」のことです。
「仏の教え」が仏教です。

仏教の目指している所は、「人々の苦しみを解いてやること」です。

ブッダは言いました。「この世にあるすべてものは、原因によって結果が作り出されているものである。」・・これを「縁起」と言います。

さらに、すべての物は実在するのではなく「空」(くう)であると言っています。・・これを「空の論理」といいます。
空というのは全てのものは実在しなく、変化していくものすなわち「無常」であるというように理解して頂ければよいと思います。
ここで言う「実在」というのは、永久的に絶対不変のものですが、そのようなものは無いですからこの世にあるものは全て空であると言ったわけです。
すると、「縁起」そのものも実在のものではありませんから「空」としての存在にしか過ぎません。変化していく「無常」なのです。

それならば縁によって作り出されている人々の苦しみも実在するものではなく、空としてここに在るだけです。

苦しい苦しいと思っているのは、その苦しみが本当に実在するのかと思い込み、執着してしまっているから、そのように感じるわけです。
空である苦しみに執着してはいけない、執着を離れれば苦しみは無くなると説いているのです。

これが「仏の教え」です。

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