信仰

信仰とは神や仏などを信じること
   

信仰

信仰とは神や仏などを信じること。信仰とは信じることであり、信じるとはその通りだと思うこと。

信仰するというのはある宗教を信じて、その教えをよりどころとすることです。
信仰する場合、それはその通りだと信じ込むのですが、それは証拠をもって論理的に確信を持たなくても良いのです。

人や物事を信頼することも「信仰」とされる場合もありますが、人や物事そのものを指すのではなく、その人や物事の教えていることをその通りだと信じることを意味しています。

仏教を信仰する場合は、「信心」(しんじん)とも言われます。
心から信頼していますとの意味です。

よく、「南無阿弥陀仏」と言われますが、この「南無」は信じて疑いません、という原語のナーマから来ています。
阿弥陀仏は色々の仏の中の阿弥陀というホトケのことです。
阿弥陀というホトケ様を信じています。という意味になります。

信仰することを表すのに帰命とも言います。
「帰命無量寿如来」ですが、これは、無量寿という如来を信じ、仰せの通りに致します、とでもいうような意味になります。
帰命というのは実質上、帰依とほとんど同じ意味です。
依るところに帰ると書くわけですが、頼るところに参らせていただきます、ということになりましょうか。

いずれも、信仰しますということです。

犬が飼い主の前で、腹を見せて甘えますが、これは飼い主を主人と認め、どのようなことでもご主人を信じますという表現となります。
信仰ではありませんが、絶対服従の意思を表現しているわけです。

般若心経の原語では、ナーマ サルバジュニャーヤ という言葉があります。
このナーマが南無と音訳されており、サルバジュニャーヤは聖なる天の神とでもいうような意味です。
天の神に帰依し、信じて疑いませんという言葉になります。

「信仰」とは、自分がその対象を「絶対のものと信じて疑わない事」と言えるでしょう。

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