ギター

荒城の月をギター演奏すると、心にしみわたると言うかとても良い感じになります
   

ギター

荒城の月をギター演奏すると、心にしみわたると言うか、侘しさのようなとても良い感じになります。クラシックギターは、フラメンコでもタンゴでも幅広く演奏できます。

クラシックギターはアコースティックギターの一種です。
アコースティックギターの中には、そのほかにフラメンコギターやフォークギターなどがあります。
近年はアンプで増幅してスピーカーから音を出す、エレクトリックギター(エレキ)が若い人に人気があります。

標準的なクラシックギターの構造を説明します。
基本的には、胴体と、棹(さお)と、弦でできています。
胴体は共鳴により弦の振動を音に変える役目をします。
棹にはフレットと呼ばれる金属製の横棒が複数取り付けられています。
この棹の一方は胴体に固定され、反対側には弦を巻き付けてはりを持たせるためのスクリューがあります。
胴体の端の方にはブリッジと呼ばれる駒があり、この駒から竿先のスクリューまで弦が張られます。

弦は通常6本です。
高い音のする1番から、低い音のする6番まであります。
この弦は棹の上を通っていますから、適当なところを指で押さえるとフレットに当たります。
押さえられて当たっているフレットから、駒までの間で弦が振動します。
1本の弦でも押さえる位置を変えれば当たるフレットが変わりますから、弦の振動する部分の長さが変わり、音程が高くなったりします。
このような弦が6本ありますから、非常に変化にとんだ和音も作り出すことが出来ます。

右手の指で弦をはじいて音を出します。
左手は弦をフレットに押し付ける役目をします。つまり音の高さを変えるわけです。
左手の指で別々の弦の適当な位置を押さえますと和音を作り出すことが出来ます。
右手の指は左手によって準備された弦をはじくわけですが、同時にはじく方法もありますし、順番にはじいたり、トレモロにしたすることもあります。

左手と右手とどちらが難しいですかと質問されることがありますが、実際にはどちらも難しいです。
全くの初歩の間は左手、要するに瞬時に色々の場所を抑えるための運指がなかなかうまく行かないため苦労するところです。
しかしもう少し慣れてきますと右手の方が問題になってきます。
音の強弱や音色ははじき方によって違ってくるためです。
例えば「荒城の月」を演奏する場合、軟らかく弾くか硬く弾くかは右手次第です。
この右手によって曲の表情が違ってきます。

複雑な和音を作り出しながら、相当の速さをもって、表現豊かに演奏しようとしますと、右手も左手もどちらも難しくなってきます。

私は、ギター教室に通っている時も、「君は音が硬いね」と言われ、できるだけ気を付けているのですが、なかなかその癖と言うのは治らないです。
うまくできたと思うときも、録音を自分で聞いてみると、演奏していた時と違う音なのに気が付きます。
やはり、教室の先生が言われたことは正しかったのだと今でも思います。

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