ハンガリーの音楽

ハンガリーの音楽はプシー音楽に強く影響されています
   

ハンガリー

ハンガリーは、中央ヨーロッパの共和制国家です。オーストリア、ルーマニアの近くにある内陸国で首都はブダペストです。
また、ハンガリーの音楽はハンガリー舞曲第5番などで有名ですが、ロマといわれるジプシー音楽に強く影響されています。
ブラームスはこのジプシー音楽を編曲して舞曲集を作りました。

ハンガリーは40の地方行政区分に区分されています。このうち19は郡と訳されるメジェ 、20はメジェと同格の市という行政単位になります。
首都のブダペスト市はいずれにも属さない、独立した自治体となっています。

国土はカルパティア山麓に広がるカルパート盆地の平野部にあります。
ハンガリー平原またはハンガリー盆地と呼ばれます。
国土の中心は、中央を流れるドナウ川によってほぼ二分され、東にはティサ川が流れ、西部にはバラトン湖があます。
また各地に温泉が湧き出ており、温泉として観光も発展していますし公衆浴場も建設されています。
1937年国際沿療学会議ブダペスト大会において、国際治療温泉地に認定され、温泉に恵まれた首都と呼ばれるようになっています。

大陸性気候で比較的穏やかで、四季もあります。
緯度が比較的高く、冬は冷えますが、年間平均気温は10℃前後です。

ハンガリーの音楽

ハンガリーは多くの民族からなる国家であり、多様で豊富な文化を持っています。
ロマという民族集団は特に音楽を得意としています。
ロマはジプシーと言われる移動民族ですが、その土地ごとに文化交流があり、音楽も双方の影響を受けています。

多数の著名なクラシック音楽の作曲家もこのハンガリーから出ています。
指揮者としては、ハンス・リヒター、アルトゥル・ニキシュ、ジョージ・セル、ユージン・オーマンディ、フリッツ・ライナーなど著名な人がずらりと並ぶほどです。
ピアニストとしても、リリー・クラウスらの歴史的大家、アンドラーシュ・シフ、ゾルターン・コチシュなど現在活躍している音楽家もいます。

ハンガリー舞曲集は世界的に有名です。

ブラームスがハンガリーのジプシー(ロマ)音楽を編曲した舞曲集です。
もとはピアノ曲として書かれましたが、全部で21曲あり、1分程度のものから4分程度のものまで色々です。
中でも、管弦楽用に編曲された第5番がとりわけ有名です。

ハンガリーは音楽の国と言っても過言ではありませんが、それはジプシーの流れを取り入れているのです。

TOP 前頁