放送文化賞

正式名称は「日本放送協会 放送文化賞」です
   

NHK放送文化賞

一般に「NHK放送文化賞」と言われていますが、正式名称は「日本放送協会 放送文化賞」です。1449年、第一回受賞者に山田耕筰が選ばれています。

NHK放送文化賞は、NHK25年を記念に1949年に制定された賞であり、放送文化の発展・放送事業の向上に功績のあった人物を顕彰するためのものです。
正式名称は「日本放送協会 放送文化賞」と言います。

2016年現在、第68回としてまだ続いていますが、1949年の第一回には次の3名が選ばれています。
  徳川夢声
  宮城道雄
  山田耕筰

毎年3月にNHKホールの放送記念日式典で表彰されます。
受賞者には佐藤忠良作のブロンズ像「ふたば」が贈られるのが通例となっています。

徳川 夢声(とくがわ むせい)
日本の弁士、漫談家、作家、俳優です。
ラジオ・テレビ番組などをはじめ、多方面で活動した人物です。
本名は福原駿雄(ふくはら としお)。
「彼氏」「恐妻家」の造語でも知られ、日本放送芸能家協会初代理事長を務めています。
結婚式のスピーチで定番の起源を作った人ではないかとも言われているようです。

宮城 道雄(みやぎ みちお)
7歳の頃に失明していますが、、兵庫県神戸市生まれの作曲家・箏曲家です。
十七絃の発明者としても知られます。
道雄は毎年の正月放送をおこない、海外との交歓放送や国際放送も実施し、放送による箏曲の講習なども行いました。
昭和5年、道雄は東京音楽学校講師に赴任しています。昭和12年に同校の教授となりました。

山田 耕筰(やまだ こうさく)
日本の作曲家、指揮者。
日本語の抑揚を活かしたメロディーで多くの作品を残ししています。
日本初の管弦楽団を造るなど西洋音楽の普及に努めました。
また、ニューヨークのカーネギー・ホールで管弦楽曲を演奏し、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽等を指揮するなど国際的にも活動しています。
欧米でも名前を知られた日本人音楽家でもあり、軍歌も多く作っています。

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