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平和戦争でなければ平和といえますが、心の平和は幸せの元なのです |
平和「平和」とは戦争が発生していないということですが、心の平和は幸せの元となります。「平和」という言葉の意味は確かに戦争状態でない事です。 戦争になって命の危険にさらされているようなときに、今は平和です等とは言えません。 戦争というのは国と別の国とが戦う戦争もありますが、そのような場合には宣戦布告がなされ、今から戦争しますよと言ってから戦いを始めるのが昔の習わしでした。 しかし第二次世界大戦のころから宣戦布告なしで戦い状態になる事も頻繁になってきました。 国と国の場合と違って、内戦とかクーデターなどでは宣戦布告は全くないと言ってよいでしょう。 このような戦争状態において平和を求めることは出来ませんが、それならば戦争でなければ平和なのかというと少し異なる面もあります。 平和という言葉そのものの定義ではその通りかもしれませんが、平和であっても必ずしも幸せになれるわけではないからです。 幸せ感を得るためには世が平和でなくてはなりません。 世の平和は幸せのための必要条件ではありますが、十分条件ではないのです。 幸せのための十分条件は見当たりませんが、大切なこととして、心の平和があります。 心やすらかでなくては幸せにはなれません。 そのような意味で「心の平和は幸せの元」と言えるのです。 荒城の月の歌詞で、「春高楼の花の宴 巡る盃」とあります。 これは戦争状態でない平和を示しています。 さらにここからくみ取れるのは、人々の穏やかな心持ち、心の平和が見えてくるようです。 これこそいかにも平和な姿そのものではないでしょうか。 ただ残念なことに、「昔の光 今 いずこ」とされています。 その平和は消え去ったと言われているのです。 栄枯は移るとされていますが、この平和はいつまでも続かないのです。
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