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微塵(みじん)微塵というのは非常に小さいことを表す言葉で仏教語なのです |
微塵微塵(みじん)というのは木っ端微塵などという非常に小さいことを表す言葉ですが、仏教語なのです。仏教というのは「仏の教え」のことですが、ブッダが到達した悟りを人々に伝えているのです。 その目的は人々を苦しみから解き放つことです。 ブッダが悟った当時、その土地には昔からの神という考え方もあり、今で言う新興宗教のような存在でしたからどこから突っ込まれても論理的にこの考え方が正しいと認めてもらうことが必要でした。 このためブッダは深く深く考え、やっと全体をまとめ上げることが出来たのですが、とても難しく、他の人に話しても分かってもらえるものではなかろうと思い、自分ひとりの心の中にしまっておこうとしたのですが、やはり人々のためになるなら何とか伝えていきたいと思いなおし、仏教という形の宗教としたわけです。 このため仏教には深い哲学があります。 経典にはその内容がこまごまと記されています。 じつはこの「微塵」という考え方は2500年も前に考えられていたことなのですが、現在の原子の構造のことを言っているのです。 ちょうど原子が原子核と電子でできているように、 極微というものが7つ集まって微塵を作り、 微塵が7つ集まって金塵を作り 金塵が7つ集まって・・・ ・・・ ・・・ ・・・日光塵が7つ集まって・・・ さらに続きますがこのあたりでやっと目に見える大きさになります。 原子や分子、たんぱく質や細胞となっていく世界を示しているわけです。 このように「微塵」というのは非常に小さく、目にも見えませんし、触ることも出来ない小さな小さなものを表しています。 驚きではありませんか。 昔々の人が考え出した哲学なのです。 このように非常に小さいものを表現する微塵とは仏教用語だったのです。
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